トマト栽培研究所

猫と植物について

STAYHOME期間にマタタビ、マオウ、ホーリーバジルの発芽を試みる

f:id:soromon326:20200507122755j:plain

マタタビ及びその他植物の発芽適温は20℃以上です。福岡も5月に入り日中気温20℃以上の日が続くようになってきたのでそろそろ購入した種たちを播種することにしました。

f:id:soromon326:20200507123143j:plain

マタタビを種から育てるのは難しいようです。なのでひとまず4種類の方法で発芽を試みることにしました。

  1. キッチンペーパーを湿らせ種を包んで折り畳みさらにラップで包む
  2. そのまま播種
  3. 冷蔵庫で一日冷やした後1をする
  4. 冷蔵庫で一日冷やした後2をする

1の方法は発芽率の高い方法です。マタタビ用の発芽法ではありませんが、まずはメジャーな攻略法に従って進めてみようと思います。ラップで包むのは保湿力を高め、乾燥させないようにするためです。種子は途中で乾いてしまうとそのまま発芽しないようです。そして、グロウテントの窓を閉じ暗室状態にします。その後もキッチンペーパーが乾燥しないように霧吹きで水を与え続けます。

f:id:soromon326:20200507124453j:plain

こちらはマオウの種です。麻黄は葛根湯などの漢方に配合される生薬で、気管支喘息などに効果的なエフェドリンを含んでいます。このエフェドリン覚せい剤の主要な成分の一つであるメタンフェタミンの構造ととてもよく似てるんですね。しかしながら、風邪薬や先述の漢方薬に配合されている為、スポーツ選手がよくドーピング検査に引っかかっています。自分は気管支喘息持ちなので寒くなる冬に備えて育てていきます。

マオウの発芽法は24h~水に浸しておきます。その後播種してマタタビ同様に乾燥させないように水を与えつつ暗闇保管します。現在は播種し様子見の段階です。

また、マオウのアルカロイドを高める為にエプソムソルト(硫酸マグネシウム)を水に溶かし与えます。マオウにはある程度の塩耐性を持っている為、海水を多く含む沿岸地でも栽培することが出来るようです。

f:id:soromon326:20200507125707j:plain

画像のHoly.Vはホーリーバジルです。ホーリーバジルはインドでは「不老不死の薬」として重宝されています。滋養強壮、免疫系に多く効能を持ちます。比較的発芽率が高く、条件が合えば3日程で発芽するようです。

 

まずはこれで1~2週間ほど様子を見ます。

 

【追記】

f:id:soromon326:20200514173903j:image

播種から4日程でホーリーバジル君が発芽しました。この頃はまだ夜になると20℃ギリギリのときが多く不安だったので、熱湯(50℃ぐらい)を掛けて地温を上げる作戦を取りました。荒療治なのでこれは真似しない方が良いです。

マタタビはまだ生えず、あと1週間様子見です。